UDプロジェクト

金沢21世紀工芸祭 金沢みらい茶会「○△□茶会」

鈴木大拙館にてユニバーサルな茶会


「○△□茶会」を開催いたしました。

コンセプト

鈴木大拙は、禅画「○△□」をThe Universeと訳し西洋に紹介しました。

多様性と共生-新たなる出会いの探求-をテーマにして、私たちはユニバーサルな茶会の探求、その歩みをスタートしました。

異なる人間同士が互いの存在に向かい合い、そこから新たな開かれた可能性を探る・・・例えば、手指機能や座位のデリケートな客が、また、視覚が弱く、触覚や聴覚を重んじる客が、さりげない所作で自然に茶会に参加する…そういう茶会の情景を実現したい。それが、私たちの願いであり目標です。

開催へ向けて食べやすい菓子の姿形、持ちやすく飲みやすい茶碗の姿形を、所作のデリケートな方々と「ともに」追求してきました。

ユニバーサルな茶会をともに探り、感じる。その味わいを是非お楽しみください。

茶器制作:金沢美術工芸大学工芸科教授 池田晶一

菓子制作:吉はし

企画監修:一般社団法人 ユニバーサルデザインいしかわ

茶会写真

○△□茶会に向けて、様々な特性をもつセンシティブユーザーとともに茶碗の形を追求し、この日のために制作された12個のオリジナルの茶碗が茶会に用いられました。

吉はし菓子店制作「群雲(むらくも)」。

温かな葛菓子のなかに蒸し栗が入る、この日のためにセンシティブユーザーとともに開発・研究した主菓子。

手で持ち食べやすく、視覚に障がいのある方にも残りの量がわかりやすいよう四角形を採用。10月の夜の茶会にあわせて温かさを加え、うっすらと雲がかかる夜空に月が透けて見えるかのような、視覚・味覚・触覚などさまざまな感覚を研ぎ澄まし、楽しむことができます。

当日のダイジェスト動画

当日の様子 ウェブサイト掲載記事

金沢21世紀工芸祭 「KOGEIマガジンVol.7 荒井利春さん/池田晶一さん」

こちらをクリック

開催概要

金沢21世紀工芸祭 金沢みらい茶会「〇△□茶会」

日 時 : 20171022 ()

    【第1席】18:0019:20 定員12名

    【第2席】19:0020:20 定員12名

参加費:2,000

会 場 : 鈴木大拙館(金沢市本多町3-20

主 催:金沢創造都市推進委員会、金沢市 

企 画 : 一般社団法人ユニバーサルデザインいしかわ

 

※金沢創造都市推進委員会と金沢市が主催する「金沢21世紀工芸祭」金沢みらい茶会の1企画として、ユニバーサルな茶会「○△□茶会」を企画・監修いたしました。

【金沢21世紀工芸祭】 https://21c-kogei.jp/