釉がけは、バケツの中の釉薬を柄杓で茶碗にかけたり、部分的に細くかけたりといった方法で行いました。
「釉薬をかける段階で、車椅子ユーザーにとって少し難易度が上がることに気づきました。釉薬の入った大きなバケツに、手で器をしっかり持ちながら浸して上げるという行為が人によっては難しいのです。」と制作後に牟田さんが振り返られています。
牟田さんらがサポートしながらも参加者自身の手で釉薬がけを行い、手あとが大きく残ったものや、釉薬のかかりがまだらなもの、垂れているものなどができました。
「そのような表情こそ、手で作る焼き物の大きな魅力の一つ」と語られました。